2025年8月1日金曜日

まち全体がまるごとデパート!?「しらかわ軒先市」レポ

 みなさん、こんにちは。まちブロです。
 今回は、719日に開催された「しらかわ軒先市」の様子をお届けします。
 
 「しらかわ軒先市」は、お店の軒先を活用して開かれる一日限りのフリーマーケットで、今回が記念すべき第1回目の開催となりました。老舗の名店から話題の新店まで、市内の20店舗以上が参加。飲食店や雑貨店に加え、理髪店や着物店など、ジャンルの幅広さも大きな魅力でした。
 それでは、当日の様子をさっそくご紹介していきます!
 
 最初に訪れたのは、「やんたがわチルコーヒー」さん。

 「やんたがわチルコーヒー」は、月に一度開かれるコーヒーイベント。以前にもまちブロでご紹介していますので、詳しくはこちらをご覧ください。
 このイベントの特徴は、焙煎・ミル・ドリップをお客さん自身で楽しみ、コーヒー代金を「寄付」という形で支払う点にあります。寄付金は蔵の保存活動などに使われており、体験を楽しみながら地域貢献もできるユニークな取り組みです。
 
 次に向かったのは、カフェ「るぽん」さん。

 今年2月にオープンした新店舗カフェ「るぽん」さんも、以前まちブロで取り上げています。詳しい情報はこちらをご覧ください。
 「るぽん」さんでは、現在夜の営業もスタート。身体にやさしいメニューを昼も夜も楽しめるのが特徴です。

 軒先市当日は、通常営業に加えて、フリーマーケットや、くじ引きも行われていました。
 
 続いては、「松本理髪店」さん。

 地域に愛され続けている老舗の理容店「松本理髪店」さんでは、軒先に冷たいラムネや冷やしシャンプーが用意されていました。
 冷やしシャンプー体験も受付していたようですが、すでに予約で満席とのこと。ぜひ次回は体験してみたいですね!
 
 お次は、マイタウン前の「ヤングオーレ」さん。

 長年地域で親しまれている雑貨屋さんで、軒先にはセンスが光る雑貨がズラリ。店内ではケーキなどのお菓子も販売されています。
 「あの人へのプレゼントや贈り物、何にしよう」と悩んだら、「ヤングオーレ」さんを訪れてみると欲しかった商品が見つかるかもしれません。
 
続いて、「松河屋」さん。

 老舗着物店の「松河屋さん」では、着物の販売に加え、1時間から利用できる着物レンタルや、浴衣生地を使ったバッグの販売なども行っています。店内で写真撮影もでき、プロによる着付けと撮影が同じ場所で体験できるのは、とても贅沢ですね。
 
 最後にご紹介するのは、「亀平商店」さんです。

 日用雑貨を取り扱う「亀平商店」さん。店の入口からは専門店らしい雰囲気が漂います。
 普段は料理をしない私でも、軒先に並んだステンレス製の調味料入れやカップには心惹かれました。次回はぜひ、ゆっくり店内を見て回りたいと思います。
 
 すべてのお店を回りきることはできませんでしたが(この日は30℃超えの猛暑日でしたので、ご容赦を)、いくつかのお店をご紹介させていただきました。
 このイベントが開催され、軒先に商品が並ぶことで気軽に立ち寄るきっかけとなり、普段なかなか足を運ばないお店の魅力を直接感じることができました。また、それぞれの店が集まると、まち全体で欲しいものが揃う、まさに一つの大きなデパートのように感じました。
 本町の軒先では、高校生バンドによる演奏も行われ、まち全体が和やかな雰囲気に包まれていました。
 「しらかわ軒先市」は、今後も秋と春に開催予定とのことです。詳しい開催日程などは、しらかわ軒先市Instagramで情報が発信されますので、アカウントをフォローしてチェックしてみてください!
 この機会にぜひ、まちのお店に足を運んでみてはいかがでしょうか。

その他、参加店舗の様子は以下の写真をご覧ください。

・しらかわDIY工房380 さん


・コミュニティ・カフェEMANON さん


re:ver さん

・高校生団体YOTSUHA さん


・くりころん さん

tenten さん

・ゆいまま さん


ROCK FOREST GARDEN さん

・ワタナベ薬局 さん

・菓子舗 玉家 さん

・大谷屋 さん

・大谷忠吉本店 さん

・着物リメイクMANA さん



(まちづくり推進係:岩本)

2025年7月3日木曜日

まちなかで味わう、至福の"朝ラー"タイム

みなさんこんにちは。まちブロです。
 暑い日が続いておりますが、まちブロ読者のみなさんは、いかがお過ごしでしょうか。
 有意義な一日を送るためには、朝を有効に活用することが大切ですよね。
 とは言っても、目が覚めた瞬間からムワっとした熱気に包まれると、なかなか優雅な朝の散歩という気分にはなりません。そんな中でも、汗をかきながら食べる熱々のラーメンが恋しくなるから不思議なものです。
 気象庁ホームページの「時に関する用語」によれば、朝は「午前6時頃から午前9時頃まで」とされており、まちブロ的見解では、この時間帯にラーメンが食べられれば「朝ラー」と定義したいと思います。

まちなかには、朝ラーのお店が、、、、あった!アビラさんが朝9時から営業しています。
 以前は、深夜まで営業していたこともあり、「飲み会後の〆はアビラでラーメンが定番」という方もいらっしゃるかもしれませんが、現在は午前9時~午後3時30分(土日は午前10時~午後330分)にシフトし、ランチ営業に力を入れているとのことです。
 取材前に店舗のインスタグラムをチェックしていると、日替わりランチの情報が毎日更新されていました。日替わりランチ(アビランチ)は、丼ものにおかずとスープ、ドリンク付きで880円と、ガッツリとお昼に食べたい日にはお腹にも、お財布にも最高です。そんなことを考えていると、もう空腹の限界点に到達ということで、“アビラ“へレッツゴー!
 

 午前9時、お店前に到着。
 この昔から変わらない外観がまたいいですよね。
事前チェックで目についた“アビランチ”は11時から注文可能ということでしたので、こちらはまた次回の楽しみにしたいと思います。
 
 今回のテーマは「まちなかで朝ラー」ということでしたので、「ラーメン(アビラ特製醤油ラーメン)」を頼むことにしました。
 このご時世に730円という価格、非常に嬉しいですね。これからもラーメンは、1,000円以下で食べられるものであってほしいなと願いつつメニュー表を眺めていると、麺類+380円でミニカレー又はミニから揚げ丼を追加できるとのこと。もう空腹に耐えられません。この2択で迷いに迷った末、ミニから揚げ丼を注文することにしました。
 



 それにしてもアビラさんは、メニュー表がA4サイズで5枚(肝心な麺類のページの写真を撮り逃してしまいましたが)にわたるなど、メニューの数が非常に豊富です。次に来たときは、何を食べようかな~なんて考えているうちに、ラーメンとミニから揚げ丼が到着!
 

 まずはラーメンから。
 一口スープを啜ると、あっさりとした優しい味わいで、カラダに染み渡ります。
 麺は、細めのちぢれ麺で、スープとの相性も抜群。食べ進めるごとにその調和が感じられます。
 トッピングはナルト、メンマ、チャーシュー、そして白河ラーメンでは珍しめのインゲン。特にチャーシューは、柔らかく、噛むと肉汁がジュワッと口の中に広がります。
 

 続いて、ミニから揚げ丼をいただきます。丼サイズはミニといいつつも、少し大きめで心が満たされそう。揚げたてのから揚げが5切れほど乗っていて、ボリュームは申し分ありません。
 から揚げの衣はカリっと、そして中のお肉はジューシー。白ごはんと一緒に食べると最高のハーモニーで、最後まで飽きずに食べられます。
 これはラーメンと交互に食べると、まさに「至福の朝ラータイム」です。
 
 そして至福の時間のまま、どちらのメニューも完食です。
朝からラーメンとミニから揚げ丼と、とても朝ラーとは思えない満足感となってしまいましたが、たまにはこんな日があってもいいかな(と自分に言い聞かせながら)。
 

 このほか、冷やし担々麺などの期間限定の夏メニューもありました。
 みなさんも暑い夏は、熱い朝ラーで打ち勝ちましょう!
 
【店舗の情報】
店舗名:アビラ
住所:白河市郭内39
営業時間:火曜日~金曜日 午前9時~午後330
     土曜日・日曜日 午前10時~午後330
定休日:月曜日
電話番号:0248-23-3002
 
(まちづくり推進係:岩本)

2025年6月12日木曜日

まちなかで出会う、初夏のバラとワンコイン以下のモーニング

 みなさんこんにちは。まちブロです。
 まもなく梅雨入りの時期。なんとなく気分がどんよりしてしまう・・・。そんな方も多いのではないでしょうか?
 今日はそんな気分をパッと明るくしてくれる“バラ”に関する話題を朝活気分でお届けします。

 バラの花言葉といえば「愛」「美」。情熱の赤いバラがまず思い浮かびますよね(ブルーハーツの曲でも「情熱の真っ赤な薔薇を」というフレーズもあるように)。
 大工町のこみねガーデンでは、なんと約50種類ものバラが色とりどりに咲き誇っています。


 ガーデンの管理をしている「しらかわバラの会」は、一昨年の「全国花のまちづくりコンクール」で優秀賞を受賞するなど、その活動が全国的にも注目されている団体です。首都圏から足を運ぶ方もいらっしゃるとか。
 こうした取組が、地域の魅力をより一層高めていると感じます。
 
 こみねガーデンにお越しの際は、「楽蔵」南側の「こみね第2ガーデン」にもぜひお立ち寄りください。
 規模は少し小さめですが、こちらもバラが美しく咲いています。



 そして、朝活を頑張ったみなさんには、素敵なご褒美も。


 しらかわバラの会で会長を務める中上さんが営むカフェ「グッドモーニング」は、平日朝
5時〜10時営業。外観には多くのバラが彩られ、店内はまるで異国に来たかのような雰囲気。

 中でも注目は、モーニングセット(
430円・税込)!


 コーヒー、トースト、ゆでたまごの定番セットですが、味・ボリュームともに大満足です。

 トーストは、香るバターとサクふわ食感が絶妙で、テーブルに用意されたいちごとブルーベリーのジャムを必要としないほどの美味しさ。

 続いて、ゆでたまご。


 写真では上手く伝わるか分かりませんが、黄身の濃い色が印象的で新鮮さを感じます。


※ゆでたまごにいつも塩をかけ過ぎてしまう私には、均等に出る電動ミルもありがたかったです。

 そして、メインのコーヒーは香り高く、すっきりとした飲みやすさ。たっぷり注がれた一杯が、味といい、量といい、価格といい、朝活にぴったりですね。

 朝食の後は、白河駅東側にあるコンピエーニュ広場(正式名称:コンピエーニュ・白河交流広場)へ足をのばしてみてください。
 令和5年にリニューアルされ、こちらでも美しいバラが楽しめます。


 特に注目は「幸福の鐘」の周囲に植えられたハート型のバラ。こちらは遅咲きの品種なので、見頃はもう少し先。
 現在はまだ緑色のハートですが、咲いたときにどんな色で彩られるのか・・・赤?ピンク?はたまた意外な色?


 ちなみに、今回ご紹介したこみねガーデン、こみね第
2ガーデン、コンピエーニュ広場のバラたちは、秋頃にも再び見頃を迎えるとのこと。紅葉とあわせて、また違った表情を楽しめそうです。
 以上、白河駅周辺でバラが楽しめる場所(食べ物も)の紹介でした!
 今回ご紹介した場所の詳細は、下の地図をご確認ください。


【お知らせ】
 まち歩きの際には、駅前交番裏のイベント広場駐車場が便利です。

※通勤・通学でのご利用はご遠慮ください。


(まちづくり推進係:岩本)

2025年5月26日月曜日

小路を探そう③(完) ~白河七小路+”1”~

みなさん、こんにちは。まちブロです。
今回は、シリーズ企画「小路を探そう」の最終章をお届けします。

 それではさっそく、「北小路」からご紹介します。

石碑は、裁判所の東側、旧白河小峰城太鼓櫓との間にあります。
 このあたり一帯は、かつて小峰城の郭内(城などの囲いの内側)に位置し、武家屋敷が建ち並んでいました。
 「北小路」という名前は、その中に通っていた街路の北側に位置していたことが由来と考えられています。
 かつて、この周辺には、三郭四園(さんかくしえん)と呼ばれる庭園があったと伝えられており、これは、松平定信が築いたもので、広さは約14,000坪(東京ドームとほぼ同じ!)もあったそうです。
 タイムスリップできるなら、壮麗な小峰城と広大な三郭四園を、この目で見てみたいものですね。
 個人的には、このあたりに宝酒造の白河工場がありましたが、そこを母が運転する自転車に乗り(泣きながら乗っていたので"乗せられ"が正しいかもしれません)、幼稚園に通っていた景色が今でも印象に残っています。

 続いてご紹介するのが、最後のひとつ「鹿島小路」です。

 石碑は、白河中央中学校の北側、学校の敷地内にあります。
 「鹿島小路」は、鹿嶋神社方面へ通じる道として名付けられたと考えられています。
 まちなかから鹿嶋神社へ向かう際には、この道が一番の近道かもしれません。とはいえ、実際はなかなかの距離があります。
 それでも、この道が名前として残っているのは、鹿嶋神社が白河の人々にとって特別な存在だったことの表れかもしれませんね。
 そんな鹿嶋神社を舞台に今でも2年に1度開催される提灯まつり、これからも大切にしていきたいですね。(ヤー、ヤー、ヤー!)

 というわけで、小路を探そう①で2つ、②で3つ、今回の③で2つ。無事、白河七小路コンプリート!と思いきや…。
 実はもうひとつ、市立図書館の南側道路沿いに「玄仙小路」という石碑があります。
「玄仙小路」は『白河風土記』にもその名が記されており、まちブロとしても調査を試みましたが、その由来や背景はまだ謎のまま…。

 ということで、7つ+1で、まさかの白河小路に!?
 この不思議がいつか解明される日を楽しみにしつつ、「小路を探そう」シリーズ、足かけ3年かかりましたが、ひとまず完結です!

 みなさんも、歴史ある小路が今も色濃く残る白河のまちなかを、ぜひ散策してみてくださいね。
 まち歩きのお供には、ぜひこちらをどうぞ!

 
(まちづくり推進係 岩本
)

2025年4月15日火曜日

二人の”寺田さん”そろい踏み ~べらぼうと白河小峰城さくらまつり~

 みなさんこんにちは。まちブロです。
 本日は、桜が満開の城山公園で開催された「白河小峰城さくらまつり」に行ってきました。

今年はなんと、大河ドラマ『べらぼう』で田安賢丸(のちの白河藩主松平定信)を演じている、俳優の寺田心さんがイベントに出演されるということで、あいにくの雨模様にもかかわらず、多くの来場者でにぎわっていました。
 会場に到着して間もなく、寺田心さんのトークショーがスタート。
 会場MCの提案で、登場時には松平定信公にちなみ「若殿!」と会場全体で呼びかけると、一体感のある温かい雰囲気が広がりました。

 トークショーでは、大河ドラマの撮影秘話やプライベートなお話まで、普段のインタビューでは聞けないような話を聞くことができ、とても楽しめました。
 言葉を選びながら丁寧に話す姿は、とても16歳とは思えないほどしっかりとしていて、印象的でした。
 大河ドラマを通じて白河とのご縁ができた寺田さん。これからも応援していきたいですね。

 続いて、りぶらん(図書館)前では一転、緊張感のある雰囲気に。

毎年恒例の「川越藩火縄銃鉄砲隊保存会」による甲冑武者行列が始まりました。

 駅前イベント広場での出陣式を経て、小峰城へと行進。


 寺田心さんと白河市長による「入城を差し許す!」の宣言のもと、武者たちは城内へと進みました。

 芝生エリアに到着すると、いよいよ火縄銃の演武がスタート。
 「放て!」という保存会会長・寺田さん(偶然にも本日二人目の“寺田さん”)の掛け声とともに、次々と火縄銃が発射されていきます。

 会長の説明によれば、火薬を使用するための届け出の関係上、雨天でも指定日に火薬を使い切る必要があるとのこと。
 雨足が強まる中でも、勢いよく響く発砲音には迫力があり、さすがの一言でした。
 今年で結成50年を迎える川越藩火縄銃鉄砲隊保存会。これまで無事故で活動を続けてこられたことは本当に素晴らしいですね。これからも安全第一で、全国各地で活躍されることを期待しています。
 
 演武が終わり、寺田心さんは「江戸へ戻られる」とのことで、ここでご退席。
 『べらぼう』での活躍もますます楽しみです。ぜひまた白河にお越しください!

 最後に立ち寄ったのは、特設ブースで行われていた「清水門瓦記名会」。

 こちらは、現在復元が進められている清水門で使用される瓦に、メッセージや名前を書き込める取り組みです。
 これまで何度か開催されていたものの、都合が合わず参加できずにいましたが、ようやく念願叶っての参加となりました。

 少し大げさに書いてしまった感はありますが、「清水門、そしてまちブロが長く続いてほしい」という思いを瓦に込めました。
 まちブロは何百年と続くものではないかもしれませんが、その存在が、清水門の一部として生き続けていってほしいと思います。
 そして瓦記名会は、秋頃にも開催を予定(日程未定/予定が決まり次第、市ホームページ等でお知らせします。)しているそうなので、ご興味のある方は、ぜひ参加してみてくださいね。

・・・と、振り返ってみると桜の話題がほとんどない、さくらまつりのブログになってしまいましたが(笑)、
まだ小峰城の桜をご覧になっていない方は、ぜひお早めに。そして、来年の小峰城さくらまつりにも、ぜひ足を運んでみてください!

 また、白河小峰城さくらまつり実行委員会では、「白河桜フォトコンテスト」を開催中です。
 今年撮影した白河市内の桜(小峰城に限らず)の写真で、渾身の一枚をお持ちの方は、白河観光物産協会のホームページをご覧いただき、ぜひご応募ください!

(まちづくり推進係:岩本)