2021年7月21日水曜日

まちブロリレー/ふれあい人情旅④ 野村屋アイスキャンデー/長谷川知寛(ともひろ)さん~

こんにちは。夏が大好き、まちブロです。
 
アイスが美味しい季節になりました。アイスと言えば野村屋のアイスキャンデー!ということで野村屋さんにお邪魔してきました。

お店の外観  

●素朴な疑問なのですが、お店は「野村屋」なのに「長谷川」さんなのはどうしてでしょうか?
 野村屋は屋号で江戸時代の終わり頃には存在していたと聞いています。その後、明治になり「長谷川」という苗字になったようですが、なぜ「野村」と「長谷川」なのかは、実は私も詳しくは分からないんです。
 
●改めてどんな商品を扱っているのでしょうか?
 みなさんご存知のアイスキャンデー、ソフトクリーム、タバコ、あと夏は気が向いたらかき氷を作ります。かき氷は気まぐれで、去年の夏は1日しかやりませんでした。今年も気が向いたらやろうと思います。特に告知などはしない予定ですのでご了承ください(笑)。
そして冬は三笠焼きですね。(10月ごろからかな) 

「三笠焼き」あまり聞きなれないですが、奈良では三笠焼きと呼ばれているどら焼きのようなものがあるそうです。長谷川さん曰く、野村屋で作っているのは、名前は「三笠焼き」ですが大判焼きだそうです。早くも冬が待ち遠しくなってしまいました。

 ソフトクリームは酪王カフェオレとミルクの2種類、1週間交代で味が変わります!
この週は酪王カフェオレの週でした。なめらかな口どけでとっても美味しいです!
 
タバコは200種類以上もあるのだとか!海外のタバコなど、普段は見かけない珍しい種類のものも取り揃えています。
 
年季の入ったかき氷機ですが、作られたのはなんと1947年!終戦後に東京都台東区の業者さんが、当時貴重だった鉄を使って製作してくれたそうです。

●どんなお客様が多いですか?
 近くの会社さんがまとめて買ってくださったり、お中元も多いですね。あとはラーメン帰りのお客様も多いですね。 
 
 
アイスキャンデーはなんと多い時で1日800本近く売れたこともあるそうです。
人気ツートップはミルクあずきです!
 
●現在、何代目になるのでしょうか?
 私で5代目だと思います。アイスキャンデーを始めたのは私の祖父の代からですね。
 
●5代目ということですが、伝統を守っていく上で何か苦労などはありますか?
 変わらないということでしょうか。新しいものを生み出すよりも、今を維持するほうが大変だと思います。アイスキャンデーが11種類あるのですが、売り切れが出ないように作り続けることも大変ですね。 


●長谷川さんの原動力は何でしょうか?
 ありきたりですけど、来ていただいたお客様が楽しそうにしていたり、美味しかったと言ってくださったりすると、やっていてよかったなと感じますね。
 
●長谷川さんから見た白河市の魅力はなんですか?
 よく若い方は「何もない」と言うんですけど、それは気づいていないだけ、街に興味や関心がないだけだと思います。私も若いころはそうでしたが、年を重ねるごとに白河の歴史や街に関心がでてきましたね。それと生活をするなかで思うのは、程よく便利なところでしょうか。
 
●今後の目標があれば教えてください。
 現状を維持していくことはもちろん、若い人が頑張れる街にしたいです。若者が挑戦・チャレンジできるようにサポートしてあげたいですね。
 
今年の夏はアイスキャンデーで乗り切りたいですね!子どものお客さんとじゃんけんをして、わざと負ける長谷川さんがとても印象的でした。
お忙しい中ありがとうございました~!
 
次回のまちブロもお楽しみに!
(まちづくり推進係 青戸)
 
 

野村屋
・場所:白河市中町69
・営業時間:10時~19時
・定休日:不定休
・TEL:0248-23-2601
・駐車場:有り



 
 
 

 





2021年7月13日火曜日

今年で100周年

令和3年(2021年)6月、ここ白河市で100周年を迎えた建物があります。
 
そう、白河市の玄関である白河駅の「駅舎」です。赤瓦の屋根やステンドグラスが特徴的な駅舎は、今から100年前の大正10年(1921年)に建てられました。

100周年を迎えたJR白河駅
 
白河の鉄道開通と駅の開業は明治20年(1887年)の7月ですが、開業当時の駅舎は現在よりも約150メートルほど東にあったそうです。現在、この場所には当時の駅の跡を示す小さな石柱が建っています。
 
当時の駅の場所を示す目印。みなさん、どこにあるかわかりますか?

明治19年(1886年)10月に黒磯まで開通した鉄道ですが、黒磯~白河間も工事が進んでいました。当時の白河の町には工事の人出不足を補うために多くの人が移ってきており、日用品が足りなくなるなどの影響が出ていたそうです。 

翌明治20年の8月、福島・新潟・栃木・茨城の各県を中心とする地域で皆既日食が観測され、観測地のひとつとして、白河の小峰城跡が選ばれました。アメリカから訪れた調査団の荷物を鉄道で運ぶために、工事が急ピッチで進められ、白河までの鉄道開通を間に合わせたともいわれています。
明治20年皆既日食観測地点(小峰城本丸上の雪見櫓の近くです!)
 
その後、鉄道の輸送量が増加していくにつれて、黒磯・白河間の急勾配が輸送力を増やす障害になっていたことから、勾配をゆるめるために鉄道の換線工事が行われたそうです。大正9年(1920年)に現在の高い築堤上のプラットフォームが作られて線路が今の場所に移り、翌大正10年6月に今の駅舎が営業を開始しました。
 
当時の白河駅には白河機関庫と呼ばれる、蒸気機関車に石炭や水を補給したり、点検整備する拠点もあり、機関車の付け替えポイントとなっていました。白河と棚倉を結んでいた白棚鉄道(今のJRバス白棚線の前身)もあり、交通の拠点として重要な役割を持っていました。
 
当時の機関庫(大正~昭和初期の絵はがき)
 
当時の白河駅の様子をさらに詳しく知るために! 
小峰城歴史館ミニ展示「白河駅舎100年」
 
小峰城歴史館で8月22日(日曜日)まで、駅舎100年の節目を記念し、白河駅がたどってきた歴史の一端を紹介するミニ展示、「白河駅舎100年」という企画展が開催されています。

白河停車場平面図
 
この白河停車場平面図は戦前の駅構内の図面で、現在とはずいぶん様子が異なっています。駅舎や貨物ホーム・機関庫と転車台・石炭置場・職員詰所・社宅など多くの施設が書かれており、白河駅が鉄道の重要な拠点として様々な仕事を行い、多くの人がいたことがわかります。現在の駅周辺と比べてみてみると、鉄道に興味のない方でも楽しめること間違いなしです!

私が個人的に見入ってしまったのはこちら。
 

「御注意 空箱は窓から投げないで腰掛の下に置いて下さい」
いまでは考えられない注意書きです。 そして70円...。時代を感じますね。

昭和20年代の白河駅
昭和30年代の白河駅前
昭和43年頃の白河駅前

100年の間で白河駅の周りが大きく変わったことがわかりますが、白河駅舎はほとんど変わっていないことに感動してしまいました。(40年ほど前に色が塗り替えられたみたいです。)
この他にも、昭和62年(1987年)の「開業100周年」記念入場券などが展示されています。普段は見られないような展示物の数々、1度ご覧になることを強くお勧めします!
 
常設の展示でも昔の写真から駅周辺の変化を見ることができます。え!あそこにそんな建物があったの!?というものも。市役所の場所がもともとはマイタウンの近くにあったことを初めて知りました...。勉強になりました。
また、じっくりと見に来ようと思います。
皆様もぜひ訪れてみてくださいね!
 
(まちづくり推進係 青戸)
 
【小峰城歴史館】
所在地:福島県白河市郭内1-73(城山公園内)
開館時間:9時~16時30分(入館は16時まで)
ミニ展示開催中の休館日:7月…12日・19日・26日
            8月…2日・16日
      詳細はこちらをごらんください。
 
お問い合わせ:0248-27-2310(文化財課)







 


2021年7月6日火曜日

大盛況!学生チャレンジショップ開催

こんにちは。まちブロです。

今年も大好評企画、白河実業高校農業科の生徒たちによる農産物販売会が7月2日にマイタウン白河で開催されました。この事業は、マイタウン等に学生の就業体験の場を創出し、若者を主体とする「まちの活性化」に繋げていくために、平成30年度より定期的に開催されています。

 
 今回は新鮮なナス、ピーマン、トマトといった野菜や卵、カサブランカやニューギニアなどのお花が販売されました

 

販売開始は10時からでしたが、すでに行列ができていました。並んでいるお客さんたちに挨拶をしてスタートです! 


 次々と売れていく野菜。

野菜は開始5分ほどで完売してしまい、購入できなかった人からは 、
「もう売れちゃったの!?」「残念~!」という声が多く聞かれました。
その後、卵やお花も完売となり、予定よりも1時間以上はやく終了となりました。

今回のチャレンジショップには30人以上の方が訪れ大盛況となりました。
 
次回の開催は9月を予定しています。野菜の収穫時期に重なってくるため、順調にいけば今回よりも多くのお野菜を出品できるとのこと。
 
次回はどんな農産物が出品されるのか楽しみですね!訪れたことがない方も、訪れたことがある方も足を運んでみてくださいね。
 
(まちづくり推進係 青戸)