みなさん、こんにちは。
まちブロです。
ものづくり ニッポン。
さまざまなメディアでよく聞くフレーズですね。
実際に、白河地方の多くの企業でも、自慢の技術力で魅力ある製品が作られています。
今回は、そうした地元の製品を実際に見学してきました。
6月16日(火)、17日(水)の2日間にわたり、白河市中央体育館を会場に開催された、「しらかわ地域企業展示交流会」です。
しらかわ地域の企業の特色ある技術や製品を知るとともに、地域内外との取引の活性化や商談の機会とすることを目的に開かれたこの交流会。
事業者同士の交流だけでなく、就職活動を控える高校生に地元企業を知ってもらう機会としても開催されています。
主催は、白河地方の企業を対象に、事業のマッチングや技術力向上に向けた講習会の開催、展示会への参加などで応援している「一般社団法人産業サポート白河」と白河市です。
今回の交流会では、41の企業・団体が出展者として参加されていました。
私は、17日の午後に伺いました。
会場の体育館を目指して歩いていると、「ブーン」という耳慣れない音が、陸上競技場の上から聞こえてきました。
初めて聞く音に、上を見上げますが・・・
音は上から聞こえてくるのに、姿が見えません。
いや、よ~く目を凝らすと・・・
急ぎ足で追いかけた先では「ビーエヌシー(株)」様による、マルチコプターのデモ飛行が行われていました。
到着した際に飛行していたのは、静止画撮影用のマルチコプターだそうです。本体に内蔵のプログラムで飛行していて、あらかじめ決めたコースを自動的に飛行し、着陸してきました。
続いてご紹介いただいたのは、動画撮影用のマルチコプター。
カメラを支える部分が自在に動き、機体が揺れても画像は乱れません。
このコントローラーで操作できるほか、備え付けのタブレットPCに上空からの映像が映し出されます。
広角レンズのため、かなり幅広い範囲で撮影できていました。
離陸の様子。パッと浮き上がります。
こうした無人飛行機は、不正な使用法がニュースとなりましたが、正しく使用すれば、様々な可能性を持っていることもたしかです。初めて現物を見て、それを実感しました。
外でだいぶ時間を使ってしまい、ブース見学の時間が短くなってしまいました。あわててメイン会場へ移動します。
残された時間で、会場の取材に挑戦です。
とりあえず会場の様子を1枚。
体育館のおよそ半分が各企業等の展示ブース、残りがプレゼンテーション用のスペースになっていました。プレゼンテーションは、他企業向けのほか、高校生向けの会社・事業の紹介が行われたそうです。
ここからは、駆け足で、かつ、私の好みに基づいた見学となってしまいましたが、お話を伺えたブースをちょっとだけご紹介します。
美しく輝くLEDが目立っていました。
LEDの鮮やかな光が目を引きました。
主に板金による金属加工を得意としているそうです。
特に興味深かったのがこれ。
板金を組み合わせたリングや、かみふうせん、鏡のようなステンレスの上でコマを回すデモ作品がありました。
優秀板金製品技能フェアで受賞した作品だそうで、コマは、うまく回すと3分数十秒は回るそうです。これらは板金による変形、溶接、表面の磨きでつくられ、中身が空洞になっていますが、まったくそう見えず、美しい加工の技術に驚きました。
「日本果実加工(株)白河工場」様。
こちらでは、ぶどうや桃のジュースを製造しており、試飲することができました。
ぶどうジュースをいただきましたが、甘さと酸味が程よくて、とても飲みやすかったです。
スタッフの方に「お味はいかがですか」と聞かれ「おいしいです!」としか言えなかったことを反省しています。
「京セラ(株)福島棚倉工場」様
改めて説明は不要なメーカーですね。私、密かにファンです。
棚倉の製造拠点では、スマートフォンや携帯電話を製造しているそうです。
すべてをご紹介できず申し訳ないのですが、このほかにも、金属、機械、電機など、様々な分野にわたるブースが立ち並び、精密加工や素材の特性など、それぞれ個性的な製品を紹介されていました。
また、高校生の皆さんが各ブースに立ち寄り、スタッフさんの話を熱心に聞いている様子も印象的でした。
ものづくりの基礎は、やはり人。
今回の見学をきっかけに、地元でのものづくりに興味を持ってくれる生徒さんが現われ、新たな担い手になってくれたら、とても素敵なことだと思います。
地元で作られているモノを知るのは、楽しい発見です。
次の機会があれば、またご紹介したいと思います。
(投稿者:企画係 藤田香)
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