まちブロです。
今回は、小峰城跡石垣修復現場の
一般公開に行ってきました。
入り口に到着。
立入禁止の場所にはこんな石碑もあったんですね。
右にあるのが、昭和になって作られた石碑。左の大きいほうの石碑が、大正10年に建てられたとされる石碑です。この石碑から大正時代には既に民衆から小峰城と呼ばれていたことが分かります。
ちょっとした発見をしつつ、上まで登ると、修復作業中の現場を眺めながら説明を受けました。
初めに震災前の石垣の写真から、崩落した石垣があった場所を選定します。次に、崩落した石垣をCAD化(コンピュータによって図面化)して、石垣一つ一つのカルテを作ります。
この作業が終わると、やっと石垣を積む作業に取り掛かることができます。まず、震災前の写真を元に石を設置し、設置した石は飼石(かいいし:大きい石の隙間に詰める石)を用いて固定します。飼石の後ろに、裏込石(うらごめいし:水はけをよくするために詰められる石)を敷き詰め、最後に盛土(もりど)をして完了です。
この、飼石を詰める作業も全部手作業になるんだそうです。
石垣の断面アップ。
当日は、文化財課の職員が分かりやすく石垣の復旧作業の様子を教えてくれますよ。江戸時代からある石垣を、今私たちが見ていると思うと、ロマンを感じますよね。
石垣修復の関係者のみなさんの、熱い思いと不屈の努力で現在も復旧作業が続いている小峰城。
復旧作業完了目標の平成30年度が楽しみです。
一般公開は、7月~12月まで月1回開催されます。
普段は見ることが出来ない小峰城の復旧作業の様子を、解説付きで見れる貴重な機会!!
是非、実際に足を運んでご覧下さい。
一般公開日:8月11日(木)、9月4日(日)
10月2日(日)、11月6日(日)、12月4日(日)
(投稿者:事業推進係 新国真理恵)
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