今回は白河駅前イベント広場で開催された
『しらかわ盆踊り大会』の様子をお伝えしたいと思います。
こちらの盆踊り大会は、今年で33回目を迎えます。
今年の盆踊り大会には、山口県萩市から野村市長をはじめ、
40名の方々がお見えになりました。
「どうして萩市と白河市?」
という方のために、本市と萩市の関係について簡単に説明したい
と思います。
きっかけは、慶応4年(1868)に起きた戊辰戦争に遡ります。
この戦争で白河は戦場となり、約100日間にわたる戦いが繰り広げられました。
これが戊辰戦争の戦局に大きな影響を与えたと伝えられている、
「白河口の戦い」です。
NHK大河ドラマ「八重の桜」でご存知の方もいるかと思います。
白河口の戦いでは、千名を超える方が亡くなりました。
犠牲者には農民や町民もいたそうです。
このとき、白河の領民は戦死者を敵味方なく手厚く弔いました。
そして、戊辰戦争から140年を経た今も、白河の人々は両軍を
恨むことなく、慰霊碑を守りながら供養を続けています。
また、白河口の戦いに参戦した長州藩などの兵士が、白河で踊られていた盆踊りを故郷に持ち帰り、140年以上が経った現在も『白河踊り』として萩市等に伝承されています。
そういった縁から、萩市と本市は、市民レベルでも交流を深めています。
さらに、平成23年3月11日に発生した「東日本大震災」では、
萩市の皆さんから多くのご支援をいただくなど、その絆は固く結ばれています。
萩市と本市の『絆』ご理解いただけましたでしょうか。
それでは、盆踊り大会の様子をお伝えします。
盆踊り大会開始前、無常にも雨が降って来ました。
足早に盆踊り会場に向かう「まちづくり推進課」の一行
櫓(やぐら)も出店も準備万端です。
こちら開会式の様子
萩市の野村市長と本市の鈴木市長
軽快なトークで会場を盛り上げます。
本市のご当地キャラ “ダルライザー”
と一緒に記念撮影
おっと!ここで大粒の雨が降ってきてしまいました。
(どしゃ降りです。)
おまけに「雷」まで。
本来であれば、櫓を囲んで輪になって「白河踊り」を踊るはずでしたが、
急遽、ステージ上で踊ることに。
少々狭い感じがしますが、一体感が増すような感じです。
皆さん。楽しそうに踊ってますね。
同じ「白河踊り」ですが、萩市と本市では振り付けが多少異なるとのこと。
先人たちが100年以上もの間、踊りそして伝えて来た両市の白河踊り
踊りを見ていると感慨深いものがありました。
戊辰戦争
戦争がもたらすつらく悲しい一面を乗り越えて、
『白河踊り』が結んだ縁
地理上は遠く離れた萩市と白河市ですが、踊りの輪を通して、
より絆が深まったのではないでしょうか。
萩市のみなさん。お疲れさまでした。
ぜひ、また白河にお越しください。
(投稿者:事業係 深谷剛)
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