今日は、歴史的風致形成建造物についてご紹介します。
白河市では、歴史まちづくり法に基づき国の認定を受けた白河市歴史的風致維持向上計画(通称、歴まち計画)の重点区域内において、城下町白河の風情や趣を形成し、歴史的まちなみを構成している建造物を白河市歴史的風致形成建造物として指定しています。
平成26年4月現在、37件95棟の歴史的建造物を指定しており、指定期間は、歴まち計画の期間である平成32年までとなっています。
これから、ブログの中で白河市の城下町の風情や趣を演出する歴史的風致形成建造物をご紹介していく予定です。
最初は、指定第1号である紙屋醸造建造物群についてご紹介します。
所在地/桜町91番地
建築年次/明治初期~大正期
紙屋醸造さんは、明治35年に創業。醸造業を営む前の江戸時代には、茶屋を営んでいたとのこと。「紙屋」の屋号の由来は、茶屋以前に和紙の販売を行っていたことに由来すると考えられています。
建造物群は、通りに面して切妻・平入りの白河の伝統的町屋建築の店舗、隣に蔵座敷が並んでいます。
店舗の内部は、土間空間が奥の醸造蔵へと真っ直ぐ繋がり、その左右には座敷や店舗などが配置されています。
蔵座敷は、大正11年に周辺の材木商の蔵を曳き家したもので、1階が座敷、2階が物置になっています。
白河のまちなかには、こうした歴史的な建造物が、数多く存在しています。
ぜひ、歴史的なまちなみ、歴史的建造物などが残る白河のまちなかを歩いていただき、白河の歴史を感じてもらえればと思います。
また、紙屋醸造さんでは、良質の野菜をたまり醤油に漬け込んだたまり漬けを販売しています。
ご主人の室野井忠平によると、きゅうり、だいこん、しそ、山ごぼう、らっきょう等もありごはんのおかずやお茶のつまみでも合うそうです。
ご主人の室野井忠平さん
今年90歳になるそうです。
暑い夏の時期におすすめのきゅうり
パリっとした食感の大根や山ごぼう
いろんな種類のたまり漬けがありますね。
どれもご飯に良くあいそうです。
大きな袋は500円(税別)、小さい袋は250円(税別)とのことです。
ぜひ、お立ち寄り下さい。
『有限会社 紙屋醸造』
白河市桜町91番地
℡0248-23-2037
営業時間 8:30~18:00
定休日 なし
P 5台有
(投稿者:歴史まちづくり係 深谷一馬)
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