2024年9月2日月曜日

白河提灯まつり もっと面白く ~その2~

みなさんこんにちは、まちブロです。

本日は、前回からスタートしました「白河提灯まつり もっと面白く」の第2回目(祭礼2日目)の投稿です。

※「白河提灯まつり もっと面白く」とは?
まちブロをご覧のみなさんにより提灯まつりを楽しんでいただけるよう、全3回で3日間の提灯行列コースをご紹介するものです。
 
祭礼2日目(土曜日)は九番町から桜町の御旅所(おたびしょ)までの経路となります。
このうち、九番町から本町までは旧奥州街道に沿った経路となっており、城下町特有の「カギ型」のクランクや、昔ながらの建物が並ぶ歴史的な街並みとなっています。
また、行列の出発時刻が3日間の中で1番早く、はじめのうちは日中の明るさが残りますが、徐々に暗くなるにつれて、提灯の明かりが映える様子は幻想的で見ごたえ抜群です!
出発地点の九番町に来ました。
前回ブログと同様に静かな朝ですが、まつり当日は道の両側にある家の敷地は各町の待機場所となり、たくさんの提灯が並びます。
 
また、少し進んだ七番町の一部道路では、舗装工事によって縁石がなくなり、排水溝もスマートな形となっており、歴史ある道からも日々の変化を感じました。
 

その後、南湖橋を通り、二番町に到着です。
藤屋蔵さんの前の丁字路では、なにやら歴史を感じさせる石碑を発見!

これは、高湯山道標と言い、「那須道」(原方街道)と「江戸海道」(奥州街道)が交わる丁字路だったことを表すものです。

高湯山道標の説明看板にある天保9年(1838年)は、2024年の今から186年前…。

提灯まつりが約350年の歴史があるということで、この石碑よりもまつりの歴史が長いということになります。とてもロマンを感じるなぁ~。

続いて一番町、
天神町と中町の間(ひしやさん前)にあるカギ型のクランクへと進みます。
次の白河駅前の中町交差点は例年大勢の観客が集まり、盛り上がりをみせる場所です。
今回もいっちゃいましょう、「ヤー!ヤー!ヤー!」
ここの交差点は歩道も広く、ここなら小さなお子様も安全に見ることができそうです。安心安心。

中町から、
中町と本町の間(マイタウン白河前)にあるカギ型のクランクへ進みます。
こちらは、先ほどのひしやさん前のクランクに比べると、歩道が狭くなっています。
数多くの提灯の明かりが歩道を照らしてくれるとは思いますが、足元にご注意のうえご覧ください。


本町町内を進み、

本町四辻の交差点に到着しました。

ここで、またしても歴史を感じさせる道標を発見!

道標の説明文を見ると、嘉永2年(1849年)建立とあり、またしても200年近く前に建てられたもののようです。

本町四辻は、令和4年の国道294号白河バイパス整備に伴い、道路が大きく拡幅されました。

過去にはこの交差点にコンビニエンスストアやガソリンスタンドがあったなぁと、(写真が普及した現在でも)昔の様子はだんだんと忘れてしまうものですが、このような石碑で記録がたどれることは歴史ある城下町の良さなのではないでしょうか。


さて、続いて年貢町、
そして三度目となるカギ型のクランクを通過し、
 
2日目の終点・桜町の御旅所(おたびしょ)へ。
それではみなさん一緒に、「ヤー!ヤー!ヤー!」
長丁場の2日目も無事に終了です。

2日目のコースでも、夜は通り沿いの町が太鼓と笛の音色で各町の神輿をお迎えするほか、昼は山車(だし・花車)の引き回しが行われます。
昼も夜も、とても賑やかになりそうですね!
 
それでは次回、最終回となる「白河提灯まつり もっと面白く ~その3~」もお楽しみに~!
 
(まちづくり推進係:岩本)

3 件のコメント:

  1. 本町四辻の道標は複製したものですが、オリジナルは某町の某個人宅の庭に移されて保管されていたと聞いた覚えがあります。一度、塀越しに拝見した記憶があります。どういった経緯でその方のもとへ渡ったのかは不明。
    そのお宅も道路拡幅で家を建て替え、庭も整備し直したようなので、件の道標がどうなったかが気になっています。

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    2. コメントのありました本町四辻の道標については、そこから国道294号線を500mほど北に進んだ田町町内(田町バス停付近)にあり、現在は塀に囲まれておらず車道及び歩道からも見える位置にございます。
      また、しらかわ路地裏マップ(裏面)32番に現在の道標の様子が掲載されておりますので、下記のURLからご覧ください。
      https://www.city.shirakawa.fukushima.jp/data/doc/1714529079_doc_70_0.pdf

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