2026年9月30日水曜日

白河提灯まつりの幻想的な灯

こんにちは。まちブロです!

今回は、白河を代表する伝統行事「白河提灯まつり」の最終日(21日)の夜、幻想的な提灯行列をレポートします。

 

白河提灯まつりは、「日本三大提灯まつり」の一つにも数えられる鹿嶋神社の例大祭です。2年に1度、9月中旬に3日間にわたって開催され、夜には旧奥州街道を舞台に、各町内の提灯行列が神輿を送迎する「神輿渡御(みこしとぎょ)」が行われます。

公式サイトによると、現在は21の町内が参加しているとのこと。電灯とはひと味違う、油紙を通したあたたかく神秘的なともし火が連なる姿は、まさに「光の芸術」です。

 

そんな市内が幻想的な光に包まれた美しい様子をお伝えします。

実は今年、初の試みとして最終日の提灯行列が「小峰城」から出発するとの事で、まだ日が暮れきらない夕暮れ時、郭内で厳かな雰囲気に包まれながら進む行列を見ることができました。















そのまま行列を追いかけていくと、田町と横町の境にある高架下をくぐり抜ける神輿の一団を発見しました!

コンクリートでできた現代の無機質な高架と、約370年の伝統をまとうあたたかな提灯、そして厳かな神輿。この新旧が融合したミスマッチな組み合わせが、なんとも不思議で興味深い光景を創り出していました。















だんだんと日が落ちて、提灯の明かりが鮮やかに引き立ち始める頃、行列は年貢町や桜町の商店街の通りへと入っていきました。

歴史的な趣を残す建物の前を通り過ぎる姿は、さながら時代劇のワンシーンのよう!

暗闇の中に浮かび上がる提灯のあたたかい光が本当に幻想的で、まるで物語の世界に迷い込んでしまったかのような、特別な雰囲気を味わうことができました。

























提灯行列はただ静かに並んで歩くだけではなく、神輿を激しく揺らしながら練り歩く「神輿もみ」が行われたり、先達(せんだつ)の大きな提灯が高々と夜空に掲げられたりと、迫力のある光景も繰り広げられます。

次々と見どころが現れるので、時間が経つのも忘れて、見ていて飽きることがありません。


















そのまま進み、中田を通り過ぎると、いよいよ阿武隈川に突き当たります。

この日は残念ながら、接近する台風の影響で渡河の雄姿を観ることはできませんでした。

しかし、その代わりに架かる橋の上に美しく連なる提灯行列という、普段は見られない姿を見ることができました。















阿武隈川を過ぎると、行列はいよいよ最終目的地である鹿嶋神社に到着です。

参道をゆっくりと進み、厳かな随神門をくぐり抜けていく神輿と提灯の姿をじっと見届け、心地よい余韻に浸りながら帰路に就きました。



























帰り道には、大役を終えたばかりのお囃子の子どもたちをみんなで労う温かい光景にも出会えました。

この日のために長い間一生懸命に練習を積んできた子どもたちに拍手が送られている姿を見て、400年近く続く伝統の灯りはこうして次の世代へと大切に紡がれていくのだなと実感しました。















拙い文章と写真ではありますが、少しでも白河提灯まつりの伝統や、幻想的な雰囲気が皆さまに伝われば幸いです。

次回の提灯まつりは、2年後の2028年に開催される予定です。

3日間にわたる見どころ満載のお祭りですが、夜の提灯行列だけでも十分に足を運ぶ価値があります。ぜひ皆さまも、秋の夜長のお散歩を兼ねて、この美しい光の芸術を体感しに出かけてみてくださいね。

 

(歴史まちづくり係 山田)

2026年9月15日火曜日

提灯まつりの気配

 こんにちは。まちブロです。


 暑さが和らぎ空気が秋に変わりつつある中、白河市で2年に1回開催される「白河提灯まつり」(9月19日~21日)が近づいてまいりました!

 ということで予習を兼ねて、市役所から歩いて回れる範囲ではありますが、屋台会館と山車会館を巡ってきました!

 

 まずは、天神町町内会の集会所と山車会館に。歴史ある建造物が多く並ぶ通りに面した場所で、立派な屋台会館が待ち構えています。そして、その奥に古い蔵を利用した集会場があり、そこにはお神輿や提灯などが飾られています。 























 



 次は、小峰通りに面する大工町の集会所向いましたが、丁度お祭りの準備の最中でした!

こちらの集会場も城下町の趣がある建物で、隣に大工町伝承館があり、普段は山車がしまわれています。少し奥まっているので普段は中(山車)を覗くはできないのですが、今日は、山車が出されておりラッキーでした。























 


 

 その次に向かったのは、中町郵便局に併設している中町の屋台会館。こちらもお祭りの準備中で、少し離れた場所で屋台の飾りつけを行っていました。まだお祭りには2週間ほどあったのですが、すでにお祭りに対する熱量を感じ取れます。
























 


 そして最後にマイタウンや脇本陣の近く、本町の集会所へ。もちろんこちらもお祭りの準備中!屋台の手入れをされていました。華やかな屋台を見ていると、早くもワクワクしてきますね!












 


 

 屋台や山車以外にもお囃子の練習など町内の皆さんが早い時期から準備しているからこそ、伝統ある白河提灯まつりが現代まで続いているんだと、実感できた貴重な一日でした。

 

 「白河提灯まつり」の詳細は公式HP(http://shirakawa-chochinmatsuri.jp/)で町内ごとに紹介されているので、是非チェックして当日に備えてくださいね。

 

(歴史まちづくり係 山田)

2026年9月11日金曜日

まちなかのイベントたち

  こんにちは。まちブロです。

 今年も残り4か月を切りましたね。年々、時間の進みが早く感じられ、焦る事が多くなっている今日この頃です。 

今回は記事にするタイミングを逃してしまっていた、5月~7月のまちなかのイベントをまとめて紹介していきます。

今後や来年のお出かけの参考にしていただければと思います。

 

まず、5月末に行われた、『ハリストス正教会』(市役所の近く)の一般公開です。

普段は入れない教会の中を見学できる貴重な機会です。毎年5月末あたりのバラの時期に行っているようで、バラが本当に美しく、日々の手入れを欠かさず行っている事がうかがえます。

教会は大正4年(1915年)に建立されたビザンチン様式の美しい建築で、中には

イコン(聖画像)がたくさん飾られており一見の価値のある建物になっています。タイミングが良かったのか、関係者の方に丁寧に解説していただきながらを見学ができました。※内部は撮影禁止です。



 
















 



 

 

 次は、6月にマイタウンで行われた『諸流いけばな展』に。

 流派の垣根なく生け花が展示されており、ただただ美しいものや、前衛的で興味深いものなど様々な作品があり、目の保養でした。

 また、展示期間に合わせて生け花体験(要予約)が行われており、初めての私でもかわいいフラワーアレンジメントを作ることができました!

 マイタウンではこういった気軽に参加できる教室やイベントが数多く開催されているので、ぜひ足を運んでみてくださいね。(マイタウン1階に案内が掲示されています)



 
















 



 

 

 そのマイタウンで7月に行われてた、『マイタウンマルシェ』にも行ってきました。

 おいしそうなお弁当とケーキが売っているブースや、ハンドメイド、マッサージや占い、自分で作ることができるブースなどが所狭しと並んでおり、にぎやかで楽しい空間でした。

 ハンドメイドのお店では、その値段で大丈夫?と逆に不安になるほど手間のかかった作品など、この機会でしか出会えないものが沢山ありブース巡りが楽しかったです。

 こちらは、定期的に開催されており、次回は10月31日(土)に開催される予定です!

















  


 



 最後は夜のイベント、7月に楽蔵で行われたビアガーデンです。

 「仕事帰りにふらっと楽蔵によって一杯飲んで帰る」やってみたい事の一つでしたが、屋台形式なら気軽に立ち寄れて気軽に帰れるため、敷居を感じることなく叶えることができました!

 適度なガヤガヤ感も居心地がよく食べ物もおいしくて、一杯で帰るつもりがついつい長居してしまいました。























 



 

 私の筆不精のせいで駆け足の案内になってしまいましたが、なんで今までスルーしてしまったのか反省する位どれも魅力あるイベントでした!

 今後はもっとコンスタントに、まちなかの魅力あるイベントなどを紹介できるよう努めます。

 

 次回は、2年に一度の大イベント「白河提灯まつり」に関わる記事を上げたいと思います!

 

(歴史まちづくり係 山田)


2026年8月20日木曜日

『令和8年度 関まつり』

こんにちは。まちブロです。

8月2日に開催されました「関まつり」に行ってきました。

白河市の夏の一大イベントですね。皆さんは楽しまれましたか?

 

まずは踊り流しが17時に始まるとの事で、それに合わせて小峰通りに到着。

小峰城を背景に眺める踊り流し、風情があって良いですよね。大人数の揃った迫力も、少人数の方々の華やかな姿も楽しめて約1時間があっという間でした。





 












最後に表彰式が行われていました。大規模団体、中規模団体、個人など各部門の賞があり、表彰者が踊り流しに参加された方々に見守られ、ステージで賞を受け取っていました。














さて、踊り流しを堪能したところで、人でにぎわう駅前に向かいます。

途中、道沿いの飲食店が店先で唐揚げやドリンクなどを売っていて、お祭り気分が盛り上がってきます。

駅前イベント広場では、商工会議所 青年部が企画している『らくがき×あそびの日』が同時開催されていました。毎年、商工会議所 青年部がテーマを変えて主催しており、今年はウォーターサバイバルや巨大スライダーなど子供が大喜びしそうな企画でした。

私が行った時はそれらのメインのイベントは終わっていましたが、地元飲食店の出店や、ステージでのダルライザーのショーやバンド演奏があり、多くの人でにぎわっていました。




 

 

 

 

 


















出店はどれもおいしそうで目移りしてしまいます。

一般的な出店もお祭り感があり良いですが、食べ物はやっぱり地元飲食店の店舗がおすすめです。知らなかったお店をこの機会にお試しするのもいいですし、この時限定のメニューに挑戦するのも楽しいです。何より地元のお店は安心感がありますよね。

 

さて、そうこうしていると花火大会の時間が近づいてきて、花火の会場である城山公園に向かう人々で駅前が込み合ってきます。私もその中の一員になり城山公園へ。

途中の駅の横や、コンピエーニュ広場、城山公園の駐車場にも出店が出ていて、何を食べよう?という幸せな悩みに頭を抱えます。





































城山公園内に入ると、すでに花火に向けてレジャーシートを敷いて待機する人々が!

花火をどこで見るかは毎年の悩みどころでありましたが、こんな特等席が...灯台下暗しとはまさにこの事。来年はレジャーシートを持って、この特等席で花火を観ることを心に誓いました。















天候の不安もありつつ無事に締めの花火大会も行われ、今年の関まつりも大盛況に終わりました。

写真映えはいまいちですが、涼しく過ごしやすく、曇り空のお祭りも悪くないなと思わせてくれる今年の関まつりでした。

(私の技術不足で花火の写真は載せられなかったのですが...皆様の記憶の中の美しい花火で補完していただければと思います)

 

(歴史まちづくり係 山田)

2026年6月30日火曜日

『令和8年度 春のぐるり白河文化遺産ツアー ~だるまに福を描いて、まちあるき~』②

 こんにちは。まちブロです。前回に引き続き、5月29日に開催された”ぐるり白河文化遺産ツアー”の様子をお伝えしていこうと思います。

 

 脇本陣から10分ほど歩いて横町に。皆さんお待ちかねのだるまの絵付けです。私が同行した班は、だるまランド(渡辺だるま屋さん)でだるまの絵付けを体験しました。

 正面に見える綺麗な蔵造り作業場兼展示場(実はこの蔵も歴史的風致建造物に認定されています)の裏手に回ると、だるま神社と、広い物販と絵付け体験コーナーがある建物があります。



 皆さん、好きな色のだるまを選び、講師のお話を聞きながら、絵付けを楽しんでいらっしゃいました。(約1時間程度の作業です)

 白河だるまの特徴は、顔に鶴亀松竹梅の柄が、顔の一部として描かれていること。約300年前に、時の白河城主、松平定信が城下の繁栄を図って「だるま」の技術を習得させたのが始まりで、「だるま市」もその頃から続いているのだとか…大河ドラマの世界がきちんと現代に繋がっていることを感動します。



 ちなみに、別の班が行った佐川だるまさんも、少しだけお邪魔させてもらいました。同じ白河だるまでも、実はお店によりちょとずつ変化があり、白河だるまの奥の深さを感じてきました。さすが300年の歴史。ぜひ、皆様も、お気に入りの白河だるまを探してみてください。


 次は、最後の目的地である城山公園に向かいます!

 移動中もガイドさんに白河の歴史に関することを説明してもらいながら、楽しく歩いていきます。

途中、古い井戸があったり、良く観察すると市内のあちこちに歴史の面影があることに気づかされます。


 城山公園に着くと、保育園の子どもたちがお散歩に来ていたり、他のツアーの方が来ていたりと、平日に関わらず賑わっていました。お天気に恵まれて本当に良かったです。

 さて、小峰城といえば皆さん思い浮かぶのは三重櫓かと思いますが、今回は現在復元工事中の清水門について、市の文化財課から説明してもらいます。

(残念ながら工事のため中は見れませんでしたが、もうすぐ完成なので、それまでの楽しみに)



 復元と一言で簡単に言い表せますが、数百年前の建造物の復元となると、写真もなく、当時の技術を知る人も残っていなく、きわめて困難なことです。ですが、この清水門については「白河城御櫓絵図」として建  造時の図面(絵図)が現存しています。当時の絵図としては珍しく柱の太さなどが記載されていて、現在の実測図のようなもので、その「白河城御櫓絵図」と現場での丁寧な調査により、現代に当時の姿をよみがえさせることができるのです!

 

 ちょっとした歴史もののドキュメンタリーを観た気分になったところで、このツアーも終了となります。こうなったら三重櫓も観たいかも、という思いに後ろ髪をひかれつつ帰路につきます。

(ちなみに参加者の方の情報だと、二の丸茶屋のクリームあんみつが絶品とのことですので、それを目当てに訪れても良いかもしれませんね)


 さて、これで今回の、『令和8年度 春のぐるり白河文化遺産ツアー ~だるまに福を描いて、まちあるき~』のレポートも終わりですが、このツアー、なんと秋にも開催予定です!

 今回とはテーマ、内容を変えて開催されますので、皆様ぜひ市の広報誌、公式ラインやSNSをチェックして、参加してみてくださいね。

 

(歴史まちづくり係 山田)