2015年4月23日木曜日

春のぐるり白河文化遺産めぐり(其の一)

みなさん、こんにちは。まちブロです。

今回は、4月19日(日)に開催された
「春のぐるり白河文化遺産ツアー」の様子を2回に分けてお伝えしたいと思います。

ここ最近は、雨が降ったり雹が降ったりと不安定な天気が続いていたので、当日の天気を心配していたのですが、当日は、気持ちよく晴れ渡りました。

こちらは、集合場所のえきかふぇSHIRAKAWA前の様子
実行委員会会長の海野さんにご挨拶をいただき、いよいよツアースタート!

白河駅舎跡や作事稲荷を見学して、最初の目的地である
「小峰城外堀土塁跡及び林家住宅建造物群」に到着
 
こちらは、先日、まちブロでも紹介した「ゆう工房」がある建物です。敷地内に小峰城外堀土塁が残されていることは、先日のブログでも紹介しましたが、実際に土塁を見ると外堀の広さに改めて驚かされます。
ちなみに小峰城跡は外堀までの範囲が約60ヘクタールあり、東京ドームに換算すると約12個分の広さだそうです。

さて、次の目的地である勝軍地蔵堂を目指します。
途中、大谷家住宅建造物群を見学

勝軍地蔵堂に到着した一行
こちらの地蔵堂は、明治初年(1868)に廃寺となった西光寺(真言宗)の敷地に残されていた勝軍地蔵を安置した堂宇が現在に引き継がれているそうです。

さて、次は虚空蔵堂です。
虚空蔵堂には、今回のツアーの目玉のひとつである、国指定重要美術品の塗金装笈(ときんそうおい)が保管されています。
今回は、虚空蔵堂を管理されている金屋町町内会さんにご協力いただき(おい)を間近で見学することができました。

笈というのは、諸国を巡礼する修行者などが仏像や仏具、経典や衣類などを背負う箱のことを言うそうです。
今で言うところの、バックパックのようなものでしょうか。

こちらの塗金装笈は、慶長6年(1601)に製作されたそうです。
ちなみに天下分け目の戦いと言われる「関ヶ原の戦い」にて徳川家康が勝利したのが慶長5年なので、関ヶ原の戦いが終わった翌年に製作されたということになります。

大変貴重なものを拝見することができました。
金屋町町内会の皆さん、ありがとうございました。

次の目的地、澤野家住宅建造物群に向かいます。
道中、奈良屋呉服店建造物群と櫻井呉服店建造物群を見学
 奈良屋呉服店建造物群
 櫻井呉服店建造物群

午前中、最後の見学スポットである「澤野家住宅建造物群」に到着
こちらの建物は、大正8年(1919)に大工棟梁の沢口栄之助によって建てられた蔵で、切妻と平入を組み合わせた珍しい形式だそうです。
※切妻(きりつま)
屋根の一番高い棟から地上に向かって二つの傾斜面が本を伏せたような(山形の形状をした)屋根のこと。
※平入(ひらいり)
棟と平行に出入口が設けられていること。

さて、次は天神神社でお昼休憩です。といきたいところですが、
文章がかなり長くなってしまったので、今回はここまでです。

次回は天神神社からのツアーの様子をお伝えします。

(投稿者:事業係 深谷 剛)

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