2015年2月20日金曜日

第2回 街なか定期座禅会

みなさん、こんにちは。
まちブロです。

季節は着実に春へと近づいているとは思うのですが、
朝夕は、厳しい寒さが続いています。
何とか体調を崩さずに春を迎えたいものですね。

さて、以前このブログでもご案内しましたが、
第2回『街なか定期座禅会』が本町にある『長壽院』で
開催されましたので、今回は、その様子をお伝えしたと
思います。

当日は雪が舞う、あいにくの空模様でしたが、
早朝より多くの方にご参加いただきました。

厳かな雰囲気のなか、ご住職より曹洞宗の禅について説明を
受ける参加者のみなさん。
次は、座禅用の座布団(座蒲:ざふ)の座り方について説明を
受けます。
これが結構難しいです。
座り方が悪いと体が安定せずに座禅に集中出来ません。

何とか座蒲の座り方をマスターしたところで、次は、曹洞宗の
座禅の特徴でもある『只管打坐(しかんたざ)』を学びます。
只管打坐とは、余念を交えず、ただひたすらに座ること。

なのですが・・・
色々なことが頭に浮かんでは消え、浮かんでは消え・・・を
繰り返しているうちに座禅が終了。

『只管打坐・・・難しいです・・・はい。』
気持ちを切り替えて、次は朝粥体験です。

と、その前に食事の作法について学びます。
禅宗では、食事も大切な修行の一つと考えられていて、
食事の作法も細かく定めらているそうです。

今回は、『五観の偈 ( ごかんのげ )』というお経を
お唱えした後に朝粥をいただきます。
食事の最後に、お茶碗にお湯を入れて、たくあんで茶碗に残った
お粥を集めてそれを飲み干します。

お米一粒でも無駄にせずに、大切にいただくということですね。

さて、次は、本日最後のプログラム、般若心経の写経体験です。
写経の前に、皆さんで般若心経の読経をおこないます。
心を集中し、一字一字、丁寧に心を込めて写経すると、
時間が経つのは、あっという間です。

以上で第2回街なか定期座禅会は終了となります。
参加者のみなさん。寒いなか、お疲れさまでした。

日本の禅宗には、臨済宗、曹洞宗 、黄檗宗の三宗派が有り、
宗派ごとに座禅の作法が異なります。今回は、前回に引き続き、曹洞宗の座禅を経験していただきました。
次年度は、臨済宗や黄檗宗の座禅体験も計画しています。
日程が決まりましたら、まちブロや広報白河でご案内したいと思いますので、次年度もよろしくお願いします。

(投稿者:事業係 深谷 剛)

0 件のコメント:

コメントを投稿