2015年5月7日木曜日

春のぐるり白河文化遺産めぐり(其の二)

みなさん、こんにちは。まちブロです。

前回に引き続き、4月19日(日)に開催された
『ぐるり白河文化遺産めぐり』の様子をお伝えします。

午後の部は、天神神社からスタートです。
天神神社には、明治時代を代表する文学者の一人である正岡子規の句碑などが残されています。
昨年に参道(階段)の改修工事も完了していますので、
皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか。

さて、最初の目的地である小峰寺(しょうほうじ)に到着です。
歴史ある本堂で、ご住職より小峰寺の歴史や時宗について説明を受けました。
小峰寺は、鎌倉時代に時宗の開祖・一遍上人(いっぺんしょうにん)が遊行の途中、白河藤沢の地に創建したと伝えられているそうです。その後、小峰城内に移り、現在の場所に移ったのは、丹羽氏(にわ)(1627年入封)の時代だそうです。

小峰寺には、数々の貴重な文化財が保管されています。
先ず、本堂に保管されている市指定重要文化財である「木造阿弥陀如来立像」(もくぞうあみだにょらいりゅうぞう)を見学しました。
こちらの像は、鎌倉の仏師により、乾元2年(1303)に製作されたそうです。

小峰寺では、その他にも時宗の宗祖である一遍上人の自筆による「南無阿弥陀仏」や県指定重要文化財の「小峰寺厨子」(しょうほうじずし)を見学しました。


その後、本日最後の目的地である城山公園を目指します。
途中、松井薬局建造物群や道場門遺構跡を見学しました。

城山公園に到着。
当日は、公園内で「小峰城さくらまつり」が開催されており、川越藩鉄砲隊の演舞などが行われていました。
また、この日は、三重櫓の一般開放の初日とあって、園内は、とても賑やかな雰囲気に包まれていました。
ツアー参加者は、最後の見学スポットである「小峰城南面石垣」を見学しながら、前御門を通り、修復された三重櫓を見学しました。

さて、2回に分けて紹介した「春のぐるり白河文化遺産めぐり」ですが、以上で終了です。
参加者及び文化財所有者の皆さま、お疲れさまでした。
次回は、10月下旬に開催する予定です。よろしくお願いします。

今回のツアーを通じて、文化財が街の歴史や文化と密接に関係しているということを改めて知りました。

皆さんが暮らす街にも文化財や歴史的建造物が残されているはず。
「歴史を感じながら街歩き」皆さんもいかがですか?

(投稿者:事業係 深谷 剛)



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