2015年3月23日月曜日

町名由来看板(1)中町

こんにちは。まちブロです。

今週は、ぽかぽかとした日が何日かありましたね。
まだ3月なので、急に冷え込んだりもしますが、春の陽気はすぐそこです。

暖かくなると、散策も楽しくなってきます。
このブログも、街なか歩きの参考になればうれしいです。

さて、今回は、白河駅周辺の散策を楽しむためのアイテムのひとつ、「町名由来看板」をご紹介します。

約400年前に現在の白河の原型が形成された、小峰城の城下町。
旧奥州街道のカギ型や、街道を挟む形で形成された町割りは、当時の面影を色濃く残しています。

町名からもその歴史を見ることができるため、町屋が配置されていた各町に、その名の由来を紹介した看板が設置されています。
実際に足を運び、その場所で説明や図を見ながら、当時のまちや人々に思いを馳せるのも、城下町散策の楽しみです。

今回は、国道294号の市役所入口へと続く付近にある、中町の町名由来看板をご紹介します。

こちらが、その看板です。
看板の説明から、町の両端が「カギ形」に挟まれ、天神町、本町と接しており、お城の正面入口にあたる大手門があったことや、諸藩の使者を応接する屋敷などがあり、小峰城の玄関口ともいえる町だったことなどがわかります。

さらに、看板の下には、古地図と、看板が設置してある場所が示されています。

ちなみに、「カギ形」の現在の様子も撮影してみました。
写真左手前側が中町、右奥側が天神町に続いています。
大勢の敵が簡単に侵入してくるのを防ぐために、こうした形に作られ、それが現在まで残っています。

小峰城の下、今の国道294号の中心に水路があり、道路の両脇に町屋が並び、人々が賑やかに往来する。
そんな風景を想像しながら、しばらく看板を眺めてしまいました。

町名由来看板は、ほかの町にもあるので、今後も紹介していきたいと思います。

(投稿者:企画係 藤田香)

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