2014年11月27日木曜日

第1回 街なか定期座禅会

みなさん、こんにちは。まちブロです。

今回は、このブログでもお知らせいたしました
『第1回 街なか定期座禅会』の様子をお伝えします。

さて、記念すべき第1回目の会場は、曹洞宗『萬持寺』さんです。

座禅に先立ち、ご住職から座禅の考え方について説明を受けました。座禅は、『只管打坐(しかんたざ)』が大切だそうです。
只管打坐というのは、『ただ、ひたすらに座る』という意味であり、何かを得るために座禅をするのでは無く、ただ、ひたすらに座ることが座禅だという教えだそうです。

「う~ん。深い。」

また、ご住職から興味深いお話しがあったので、ご紹介したいと思います。(文章にすると少し長いですが、お付き合いください。)

 昔々、中国に馬祖(ばそ)というお坊さんがおり、朝から晩まで座禅をしていました。
 ある時、彼の師である南嶽(なんがく)和尚が、馬祖に向かって問いました。
 南嶽:「お前は、何のために座禅をしているのか?」
 馬祖:「仏になりたいと思い座禅をしています」
 すると、南嶽和尚は何も言わず、どこからか瓦を拾って来て、砥石で瓦を磨き始めました。驚いた馬祖は、南嶽和尚に問いました。
 馬祖:「そんなことをしてどうするのですか?」
 南嶽:「瓦を磨いて鏡にしようと思ってな」
 馬祖:「いくら瓦を磨いても鏡にはなりますまい?」
 南嶽:「それでは聞くが、お前は座禅をして仏になれるのか?」
 馬祖:「・・・!」

「う~ん。やっぱり深い。」

 まずは『座ってみよう!』ということで、話しを座禅会に戻します。
通常の座禅では、お線香1本が燃え尽きるまで(40分~1時間程度)座禅を組むそうですが、今回は、初回なので時間は20分×2回です(座禅20分→休憩→座禅20分→終了)
本堂が静寂に包まれます。

『ただ、ひたすらに座る』
これって、なかなか難しいです。
私は、20分の間に色々なことを考えてしまいました。

気持ちを切り替えて2回目!
ようやく緊張感が取れて、座禅にも慣れて来たような感覚です。
座禅の感想を語るのは非常に難しいのですが、私は座禅をしていると何となく心が研ぎ澄まされるような気がしました。
 
人によって感じ方は違うと思うので、皆さんも体験されてみては?

さて、
座禅が終了したところで、次は写経です。
写経にも色々と種類が有るそうですが、今回は『般若心経』です。

ところで・・・
いきなり「般若心経を書き写してください」と言われても厳しくないですか?
少なくとも、私には、かなりハードル高いです。
そこで、これを用意しました。
何と、和紙に般若心経が薄く印刷されているんです。
これなら、私でも何とか書けそうです。
写経用紙には、「願いごと」を書く欄が有りまして、書き終えた用紙は、萬持寺さんに納めさせていただきました。

「皆さんの願い、叶うと良いですね。」

さて、以上で第1回街なか定期座禅会は終了です。

参加者の皆さん、お疲れさまでした。
次回の街なか定期座禅会は、来年の2月に本町北裏の長壽院さんで開催する予定です。
内容が決定しましたら、市の広報誌、HP、当ブログ等でご案内します。
初心者の方も大歓迎なので、皆さんのご応募お待ちしています。

(投稿者:事業係 深谷剛)

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