今回は、「白河市のまちづくりの取組みを参考にしたい」と、
なかなか恐縮してしまう目的で、まちづくりにかける熱い想いとともに白河にいらっしゃった方々との交流をお伝えします。
来てくださったのは、何と!九州は宮崎県から!
小林市で中心市街地活性化に取り組んでいる方々です。
参考までに、小林市について簡単にご紹介します。
宮崎県小林市は、九州南部の中央部、宮崎県の南西部にあり、熊本県、鹿児島県に接している、人口約47,000人のまちです。
南西部には霧島連山が、北部には九州山地の山岳が連なり、ジオサイト(地質遺産)や温泉、湖沼などの個性的な地域資源も豊富な地域です。
また、市内には湧水地が多数あり、この名水を活用し、平成16年には日本で初めてシロチョウザメの完全養殖に成功しました。チョウザメというとキャビアのイメージが強いですが、魚肉も高級魚として知られ、新たなご当地グルメとなっています。さらに、第23代日銀総裁の森永 貞一郎さんや女優の斉藤慶子さんなどの有名人を輩出しているほか、宮崎県立小林高等学校は、駅伝での活躍が全国的に有名で、全国高校駅伝では全国1位の52回も出場しているそうです。
(ここまで見ると、もう十分にスゴいまちだと思うんですけど・・・)
今回の視察研修では、小林市中心市街地活性化協議会の構成員をはじめとした総勢19名様に参加していただきました。
「ようこそ、白河市へ!」と
ラッピングバスで出迎えたところ、予想以上に好評でした。
特に、小峰シロが人気でした。
視察研修は、10月8日、9日の2日間
1日目は、座学を中心に、本市の取組み紹介や意見交換を行いました。
本市の取組みを紹介している様子
小林市でも、中心市街地活性化基本計画の策定に向けて
取り組んでいらっしゃるとのことで、説明の間、こちらも緊張するほどの真剣さでした。
また、説明後の質問などもかなり活発でした。
今回の視察についてお声がけくださった、
中央大学の細野教授です。
小林市の中心市街地活性化におけるアドバイザーとして、
実践的なご質問、ご意見をいただきました。
(株)楽市白河や白河商工会議所にも、
中心市街地活性化協議会としてご参加いただきました。
(株)楽市白河の鈴木社長によるざっくばらんな話で
少し和やかな雰囲気になった場面もありましたが、
終始、まちづくりに関わる方々同士で真剣に意見が交わされていました。
2日目は、現地視察です。
楽蔵、市民文化会館建設現場、図書館、えきかふぇといった、中心市街地活性化の取組みの中で整備した拠点や、歴史的な建造物をはじめとした街なかの魅力ある資源をご覧いただきました。
楽蔵の視察の様子
古い蔵を活かした店舗の整備などに、興味を持っていただいた様子でした。
道場門遺構視察の様子
駅の向こうに見える小峰城の門の跡と聞いて、皆さん驚いた様子でした。
旧脇本陣柳屋旅館建造物群の視察の様子
歴史まちづくり係の冨山技師からの説明。
由緒ある建物に興味を持っていただいた様子でした。
丹羽長重廟の視察の様子
先日、修復工事が終わったばかりの廟を見ていただくことができました。
小峰城跡の石垣復旧の様子
文化財課長の説明を聞きながら、巨大な石積み工事の様子を興味深くご覧いただいた様子でした。
最後に、中心市街地活性化基本計画のエリアからは少し離れていますが、本市を代表する場所のひとつ、南湖公園も見ていただきました。
那須連山の眺望は、残念ながらはっきりとは見えませんでしたが、晴れ渡った湖面を中心とした眺めに、「きれいですね~」との感想をいただきました。
小林市の皆さんとの意見交換や交流で、
私たちも新たに多くを学び、知ることができました。
遠くからはるばるお越しいただき、また、充実した研修の機会をいただいた小林市の皆さん、ありがとうございました!
(投稿者:企画係 藤田香)
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